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2021.09.14用語

販促用語集 Vol.8 【網点】【CMYK】【リッチブラック】【特色】【蛍光色】

こんにちは。東京営業の柴田です。

私たち業界特有の用語の意味について解説する「販促用語集」のVol.8です。
今回は、印刷の色のやり取りの際に使用する「基本的な印刷知識」の用語をご説明いたします。

なお、本来の意味合いと異なるケースもあります。ご注意ください。

【網点(あみてん)】

・網点とは、印刷物の濃淡を表現する為の小さな点のことです。

例)・この印刷物の仕上げは、網点がつぶれちゃってますね。
  →網点が(色の小さな点)が、つぶれてしまって、想定よりも色が濃くなってしまってますね。


(解説)
身近にある印刷物を、ルーペ(拡大鏡)などで拡大して見ると、小さな点の集合体でできていることを知ることができます。この小さな点を「網点」と呼んでいます。この小さな点の組み合わせで、様々な色を表現することができます。



【CMYK(しーえむわいけー)】

・シアン/マゼンタ/イエロー/ブラックの4色を差しています。

例)・今度の印刷は、CMYKの4色印刷でお願いいたします。
  →今度の印刷は、4色を掛け合わせたフルカラーでお願いいたします。

 
(解説)
ご家庭用のインクジェットプリンターをお使いの方は、「インクタンク」にも記載がありますので、見たことがあるかもしれませんが、日常的に身の回りにある印刷物は、シアン(青緑)マゼンダ(紅紫)/イエロー(黄)/ブラック(黒)を掛け合わせて作られています。前項で解説した、網点をみてみると、様々な色が、この4色の小さな点の組み合わせでできていることを発見できると思います。



【リッチブラック】

より深い黒のこと。ブラック100%よりも、より黒くするために、シアン/マゼンダ/イエローを掛け合わせた色のことです。

例)・今度の印刷の黒色の部分は、リッチブラックで作成してください。
  →今度作成する印刷は、より深みのある黒にしたいので、ブラックに他の色を掛け合わせて印刷してください。


(解説)
ブラックを100%の濃度で印刷しても、実は少し黒が薄く感じてしまうことがあります。
そのようなさいに、より深みのある黒を表現する手法として、ブラック100%に対して、他の色を30%づつ重ねて印刷します。このパーセンテージは、印刷会社や、仕上がりの好みで変わります。(青っぽい黒、赤っぽい黒など)印刷機にもよりますが、一つ箇所の濃度が200%を超えてしまうと、インクが乾きにくくなり、様々なトラブル原因になりますので、200%を超えない範囲でインクを重ねるのがオススメです。



【特色】

・CMYKで表現することのできない、特別な色。また、一色のベタなど、CMYKで印刷するほどでも無い部分をコスト削減のために、使用する場合もあります。

例)・今回のロゴは、特色でお願いいたします。
  →今回のロゴは、CMYKではうまく表現できない色なので、特色を使って印刷してください。

 
(解説)
前項で解説したように、基本的な色は、CMYKの組み合わせ(掛け合わせ)で、再現することができるのですが一部、再現が不可能な色が存在します。そのような時に、こちらの特色を使用します。
特色のインクとしては、PANTONEや、DICといったインクメーカーが色見本帳を出しており、そちらのインクを使用して印刷時に色を表現します。



【蛍光色】

・蛍光オレンジ、蛍光ピンク、蛍光グリーンなど色鮮やかな色のこと

例)・今回は什器を目立たせたいので、オレンジの蛍光色を使用してください。

 
(解説)
CMYKで、表現できない色として蛍光色が代表的な色として存在します。
色を重ね合わせることで、どちらかというと暗い方向に色で仕上がってしまいますので色鮮やかな色は、蛍光色として別枠でインクが必要になります。例えばCMYKの4色+特色1cなどで、印刷を行います

最後に

普段身近にみている印刷物が、たった4色の組み合わせでできることに、驚きがあったのではないでしょうか。また、それを知っていても、ものすごく小さな点の集合体でできているとは思わなかった方もおられるかと思います。印刷は、突き詰めていくと色々な知識が必要になってきますが、まずは初級編としての、この5個の用語を覚えてみていただければと思います。また、打ち合わせなどの際に4色で印刷するように言われたら、基本的には4色分解のフルカラーのことが多いので注意しましょう。

印刷の難しいところは、モニターでみている色が、その通りの色で印刷されるとは限らないところです。
先人は様々な工夫で、理想の色を再現すべく積み重ねてきました。恐れずにチャレンジしていただければ、自然と知識が身ついていくかと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

投稿者

柴田

セールスプロモーション事業部 東日本エリア 営業チーム

柴田

多機能マウスを推進する営業課長。
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