「POPシート」「テーブルテント」「シングルフラッグ」って何ですか?
こんにちは。東京営業の柴田です。
私たち業界特有の用語の意味について解説する「販促用語集」のVol.17です。
今回も、店頭販促物に関する用語をご説明いたします。
なお、本来の意味合いと異なるケースもあります。ご注意ください。
「POPシート」(ポップシート)
POPシートとは、A4やA3サイズの紙・PETシートに、カットアウトされたPOPが複数(5~6個程度)取り付いている販促物の事です。(素材:コート紙135・PET0.2t、0.3t等で作成)
(解説)
店頭での売り場作りの際に、複数のキャラクターのPOPを使いたい場合や、複数の商品・効能、手書き風POPなどを提供したい場合に役に立つ販促物です。
【メリット】
100×150mmぐらいの小さなPOPを1個作るのも、A4サイズに複数POPを面付け(レイアウト)して作るのも、小ロット(500個~1000個程度)の場合は、オフセット印刷の印刷費用はそれほど違いが無い為、効率的に印刷物を提供できる販促物です。
【デメリット】
複数POPを面付けしますので、型代のコストが増えるのと、デザインが複数必要になる分、デザイン費用が増えることです。有型や、基本的なデザインフォーマットを使用するなど、工夫次第で軽減できます。
【注意点】
両面テープを取り付けないで納品するケースが多いですので、両面テープの取り付けの有無はあらかじめ確認しておきましょう。両面テープシートを同梱する場合もあります。
「トメ」(印刷物がバラバラにならないように印刷物同士がくっついている箇所)を何カ所にするかで、取りやすさや、バラけやすさが変わってくるので、「トメ」の数や場所は重要なポイントです。
「テーブルテント」 (三角POP)
テーブルテントとは、卓上で自立するタイプ(主に2等辺三角形)の販促物の事です。
(解説)
飲食店の卓上や受付カウンター、カーディーラーの商談スペースのテーブルなど、座った時に目につきやすい卓上に設置していたり、家電量販店などでは商品の詳しい説明をするため、店頭の商品の横に設置していることがあります。
カード紙22.5等で作成します。
【メリット】
平たい状態で納品して、店頭で簡単に組み立てることができるので、輸送コスト・製造コストが効率的です。
「シングルフラッグ」
シングルフラッグとは、吸盤やマグネット等で外壁に取り付けることのできるフラッグ(旗)状の販促物です。
(解説)
コンビニ等の外壁に、キャンペーン告知や、利用できる電子マネーの告知等に使用されます。
もっともオーソドックスなパターンとしては、吸盤2個+ABSパイプ(塩ビパイプ)を使用して、印刷物を取り付けるパターンです。
外用で使用される場合には、ユポ紙や、超耐候インクを使用して、破れや、色あせを防ぐ設計が必要です。
案件によっては、3~5万個などまとまって使用されるケースもあるため、大量に使う場合には生産のスケジュール管理が大切になります。
最後に
今回は、店頭販促物の中でスタンダードなものを紹介しました。
各々のメリットデメリットを考えて、適切な販促物を使用して売上UPにつなげて行きましょう!
余談ですが
POPシートや、テーブルテントは、紙の印刷物だけで作ることができるタイプの販促物の為、環境配慮認証紙を使用するなどして環境にやさしい販促物の作成が可能です。
一方で、シングルフラッグは複合素材のため全てを紙に置き換えることが難しく、また環境への配慮が難しい「パーツ」を使用した販促物になります。
東具では、ライスレジン(お米を元にした樹脂素材)を使用しパーツを作ることで、「減プラ」に対応し、環境にやさしいものづくりを目指しています。