2021.07.13情報
店頭販促物の倉庫を選ぶポイント
店頭販促物の倉庫を選ぶポイント
はじめまして。生産管理部の渡邊です。
皆様は完成した販促物や自社商品などを倉庫に預ける場合、何を基準に倉庫を決定されますか?設備や倉庫の種類、品質管理面など、どんな倉庫が適しているのか?と思っている方も多いのはないでしょうか。また、料金の考え方などは初めて倉庫の活用をご検討されている方には少し分かりづらい部分もあると思います。このコラムでは販促ツールや自社商品の倉庫を選ぶ際に役立つ情報をお伝えしたいと思います。
●倉庫の種類
まず初めに倉庫と一口に言っても実は8種類に分類されており、倉庫の種類ごとに建築基準法や消防法など法令の規定に適合する必要があります。販促物や商品などを保管する場合は、1類~3類倉庫での保管が適しています。皆様もよく目にする建屋型の倉庫で、設備や構造基準により1類、2類、3類と3つのグレードに分かれます。
・1類倉庫
1類倉庫は、3つの中で最もグレードの高い倉庫で、ほとんどすべての商品を保管できますが、冷蔵倉庫や危険品倉庫での保管が義務付けられている商品(第七類物品、第八類物品)は保管することができません。
・2類倉庫
2類倉庫は、防火、耐火性能が不要なため、1類倉庫に比べ保管可能な商品が制限されます。
つまり、燃えやすいものなどは保管できないということになります。(保管可能例)鉄製品、セメントなど
・3類倉庫
3類倉庫は、防火、耐火性能に加え、防湿性能も不要です。そのため、燃えにくく、濡れても大丈夫な商品しか保管できません。(保管可能例)ガラス製品、陶磁器など
他にも野積倉庫、貯蔵槽倉庫、危険品倉庫、水面倉庫、冷蔵倉庫とありますが販促物や商品を保管する際にはあまり活用されることはないので割愛します。
弊社物流センターでは1類倉庫の許可を取得しています。防火、耐火性能や防湿性能も備えているため、安心して販促物や商品を保管いただけます。
また化粧品製造業許可、医薬部外品製造業許可を取得しているので、化粧品や医薬部外品に該当する商品を保管することも可能です。
●料金の算出方法について
一般的には、主に保管する商品のトータルの物量からパレット数を算出して、パレット単位の単価と保管する期間で金額を計算しています。(別の算出方法を採用されているところもあります。)
弊社の保管パレットは1100×1100×1100mmを1パレットとしております。期間については、1期(1~10日)、2期(11~20日)、3期(21~31日)で計算します。
【例】400×300×200mmのケースを1000ケース、8月1日~8月30日まで保管する場合
1パレットに積載可能なケースは40ケース、1000ケース÷40ケース=25パレット
25パレット×3期×単価=保管料金となります。
詳細な金額や諸条件につきましては、ご相談いただけたらと思います。
また、弊社ではお客様の課題解決に向けて、『Sp-ring(スプリング)』という倉庫・出荷管理システムを活用しております。WEB上で保管数や出荷予約済数、出荷可能数がタイムリーに確認できたり、ご担当者様のメール設定を行うことで、配送依頼の受託メールや、出荷後の出荷完了メールと共に、送り状番号が自動送信されたりなど、倉庫や出荷での課題解決に取り組んでおりますので、ご興味がありましたらぜひお問い合わせください。
最後までご覧いただきありがとうございました。